朝乃山は御嶽海に11勝4敗 合同稽古、2度目の賜杯へ意欲

合同稽古で朝乃山(左)の攻めをしのぐ御嶽海=20日、両国国技館内の相撲教習所(代表撮影)

 大相撲夏場所(5月9日初日・両国国技館)に向けた合同稽古は20日、国技館内の相撲教習所で行われ、朝乃山と正代の両大関は三役以下の力士と精力的に申し合いを行った。平幕だった2年前の夏場所で初優勝した朝乃山は「今の番付で優勝すると違ってくる」と2度目の賜杯獲得へ意欲を示した。

 朝乃山は小結御嶽海と続けて取って11勝4敗。押し相撲の相手に対して右前まわしを取る攻めが目立ったが、得意の左上手を取れずに寄り切られる場面もあった。「ここではしっかりと相撲が取れる分、番数を取っていきたい」と力を込めた。一方の御嶽海は「いい感じに体も動いていた」と手応えを口にした。


  • LINEで送る