コロナ接触アプリ業者が対価返納 保守運用で1200万円

スマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA」の画面=2月、厚労省前

 新型コロナウイルス対策の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の不具合に関し、厚生労働省から保守運用を受託していた業者のパーソルプロセス&テクノロジー社は16日、昨年8月以降の業務対価1200万円を自主返納すると発表した。

 ココアのアンドロイド版は昨年9月から4カ月間、陽性者との接触通知が届かない状態が続いていた。同社は「アプリの不具合を発見できず、国民の皆様に心配をかけたことを重く受け止めており、受託金額の一部を自主的に返納することにした」としている。

 厚労省は昨年5月、同社にアプリ開発と保守運用を委託していた。


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