コロナ禍、支援システム円滑に 文化庁新長官の都倉俊一氏

報道各社のインタビューに応じる都倉俊一文化庁長官=16日、文化庁

 今月1日付で文化庁長官に就任した作曲家の都倉俊一氏(72)が16日、報道各社のインタビューに応じ、新型コロナウイルス禍で活動が制約されているアーティストに、国の支援が円滑に届くよう取り組む考えを強調した。「交付金、補助金が届きやすいシステムを構築したい」と語った。

 具体的には、文化庁や経済産業省などに分かれている窓口をまとめる必要があると指摘。数多くある文化芸術の業界団体側にも、連携を深めるよう依頼したという。

 2022年度中を予定する文化庁の京都移転に向けては「京都の人たちが持つ日本の文化への思いを学ばせていただけると楽しみにしている」と述べた。


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