日航、国内全線で代替燃料に 40年以降、脱炭素へ具体策

羽田空港に駐機する日本航空の機体

 2050年の二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロ達成に向け、日本航空が具体策をまとめた計画が16日、分かった。40年以降に全ての国内線のジェット機燃料を、廃プラスチック由来の国産燃料と廃油や家庭の生ごみなどを原料とする次世代燃料で代替する。一方、再生可能エネルギーでつくった水素を使う小型機も35年以降に導入する。

 政府目標に合わせて50年に向けた脱炭素化を表明した企業は多いが、詳しい工程を示すのは珍しい。航空機はCO2排出量が移動手段の中でも多く、大胆な対策が必要になっていた。これらは来月7日に公表する中期経営計画に盛り込む。


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