「東京も早晩、大阪のように」 予兆指標に若者の感染者数

記者会見で説明する新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=15日午後、東京都千代田区

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は15日の記者会見で、東京の感染者が緩やかに増加していると指摘し「東京も早晩、(感染が急拡大した)大阪のようになる可能性がある」と懸念を示した。分科会は同日、感染の再拡大防止に関する新たな指標をまとめ、感染拡大の早期探知には20〜30代の新規感染者数など5項目を目安にするとした。

 5項目には、発症日別の感染者数や歓楽街における夜間の人出、直近1週間と前週の感染者数の比などを盛り込んだ。特に感染者数の比については、数値が1を上回る状態が2週間以上続く場合、早期の対策が必要になるとした。


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