「海猿」作者、二審も敗訴 アマゾン電子書籍訴訟

東京高裁などが入る裁判所合同庁舎

 アマゾンジャパンの電子書籍読み放題サービス「キンドル アンリミテッド」での作品配信を一方的に止められて損害を被ったとして、「海猿」などの作品で知られる漫画家の佐藤秀峰さん側が、アマゾンの関連会社に約1億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は15日、一審東京地裁判決に続き、佐藤さん側の請求を棄却した。

 高橋穣裁判長は一審同様、仲介をしていた取次業者と佐藤さん側の契約書には「佐藤さん側が求めた通りに配信する義務を負うような規定はない」と指摘し、アマゾン側が権利を侵害したとは言えないとした。


  • LINEで送る