沖縄の離島で一般向け接種 ワクチン、高齢者と同時に

 沖縄県うるま市の津堅島で15日、新型コロナウイルスワクチンの一般向け接種が高齢者向けと同時に始まった。医師や高齢者ら優先接種の対象者以外の一般住民が集団で接種を受けるのは初めてとみられる。政府は、人口が千人未満の離島や自治体では、優先順位にかかわらず、高齢者以外の住民も同時に接種することを認めている。

 重症化リスクの高い高齢者が島民の半数以上を占め、常駐の医師が不在で医療提供体制がもろいとして、うるま市は迅速に接種を進めることが重要と判断した。16歳以上の住民が対象で、200人超が接種を希望しているという。


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