2021年4月14日 18:58 | 無料公開
カゴメは14日、中国の新疆ウイグル自治区で生産されたトマトペーストの使用を2021年中に取りやめると明らかにした。人権問題への懸念の高まりや、コスト、安定性などを総合的に判断したと説明している。
カゴメはこれまで同自治区からトマトペーストを輸入し、ソースなどの原料としていた。米国や欧州、オーストラリアからも調達しており「中国からはここ2〜3年で輸入量を減らしていた」(広報)という。
同社は「調達をやめる分は他国からの輸入で補える。20年産のトマトペーストを最後に輸入は既にやめ、在庫を残すのみとなっている」としている。