三重県津市の養豚場で豚熱疑い 約1万頭殺処分へ

三重県庁

 三重県は14日、津市の養豚場で豚熱(CSF)の感染が疑われる事例が発生したと発表した。国の検査で確定すれば、この養豚場で飼育する約1万頭を殺処分する。

 鈴木英敬知事は14日、記者会見し「自衛隊などとも連携し、スピード感を持って必要な対応に全力を挙げて取り組む」と話した。

 県によると、13日朝、養豚場から中央家畜保健衛生所(津市)に「3月26日ごろから死ぬ豚が増えている」と連絡があった。県が、死んだ豚のうち4頭を検査したところ、全てで陽性の結果が出た。これまでに数十頭が死んだとみられ、4頭を含むほとんどがワクチン接種前の、生後40〜70日の子豚だった。


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