高額薬キムリアの値下げを了承 「費用対効果」の第1号

「キムリア」の投与バッグ(ノバルティスファーマ提供)

 中央社会保険医療協議会(中医協、厚生労働相の諮問機関)は14日、白血病など血液がんを点滴で治療する高額薬「キムリア」の公定価格(薬価)の引き下げを了承した。現行より約150万円下げ、3264万円とする。7月から新価格となる。

 高額薬の登場を受け、2019年度から単価が高いか、もしくは市場規模が大きい医薬品は、費用対効果を踏まえて価格を見直す制度が始まった。この制度により価格調整されるのは今回が初めて。キムリアは19年5月に3349万円(現在は3411万円)で公的医療保険が適用された。


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