キムリア150万円値下げ 3264万円、7月から

 厚生労働省は12日、白血病など血液がんを点滴で治療する高額薬「キムリア」の公定価格(薬価)を約150万円引き下げ、3264万円とする方針を固めた。14日の中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に提案し、了承されれば7月から新価格となる。

 また厚労省は、血液がん治療でキムリアと同等の効果が期待できるとして類似薬「イエスカルタ」も同じ3264万円で新たに保険適用する方針を決めた。了承されれば4月21日から適用される見通し。第一三共(東京)が製造販売する。利用患者数はピーク時に年間232人、販売額は年間79億円と見込む。


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