沖縄の世界遺産で香炉窃盗疑い 自営業男性を書類送検

返還された香炉=7日(沖縄県南城市教育委員会提供)

 沖縄県南城市にある世界文化遺産の史跡「斎場御嶽」から香炉を盗んだとして、県警与那原署は12日、窃盗の疑いで沖縄市の自営業男性(42)を書類送検した。署によると「香炉を移すようにという声が聞こえた」と供述している。

 書類送検容疑は3月13日、史跡の入場時間の午前9時ごろから午後6時ごろまでの間に、石製の香炉1基(縦横約20センチ、奥行き約10センチ)を盗んだ疑い。

 4月6日に香炉を持って自首し、近くの城跡に移していたと説明。香炉がなくなったとの新聞報道を見て「良心がとがめられた」という。敷地内で拾った二つの石と取り換えたとも供述した。


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