2021年4月12日 18:17 | 無料公開
北京市内にあるナイキの店舗=3月(共同)
【北京共同】中国の娯楽番組で出演者が着用する海外ブランドの服や靴が見えないよう、画面をぼかす処理を施す事態が相次いでいる。いずれも新疆ウイグル自治区での強制労働を懸念する立場を示したとして中国で不買運動の標的となったブランドだ。番組側が視聴者の反発を恐れて自主規制したとみられている。
3月下旬にネットで公開された人気オーディション番組では、ほぼ全ての出演者の衣服がぼかされた。アディダスのロゴが入っていたためとみられ、画面全体がぼけて顔だけ浮かび上がる場面も。
中国メディアによると、ボイコットの動きが広がるにつれてブランドロゴなどを隠す番組が増えた。