中国に排出削減強化要請へ 米特使、石炭火力に懸念も

 【ワシントン共同】米国のケリー大統領特使(気候変動問題担当)は今週の訪中で、中国に温室効果ガスの排出削減目標を引き上げるよう促す見通しだ。米国が22〜23日に主催する気候変動に関する首脳会合を前に、中国から一定の協力を取り付けたい構え。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」下での石炭火力発電所新設について懸念を伝える可能性もある。

 米政府当局者は11日、ケリー氏が既に会談相手となる中国の気候問題担当特使、解振華氏とやりとりを始めていると明らかにした。複数の関係筋によると、会談は14日を軸に調整中だという。


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