ワクチン2回接種後に感染、石川 病院勤務の派遣社員

 石川県などは11日、米ファイザーの新型コロナワクチンを2回接種した病院勤務の派遣社員1人の感染を確認したと明かした。ワクチンが実用化される前の臨床試験でも、接種後に感染が発覚した人は複数いたことが分かっている。厚生労働省は「接種の有無にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要がある」と呼び掛けている。

 石川県などによると、派遣社員は同県立中央病院(金沢市)に勤務し、3月13日と4月3日にワクチン接種を受けた。別の感染者の濃厚接触者として検査したところ、感染が判明した。直接、患者と接する業務はしておらず、同病院は「感染拡大の恐れはないとみている」という。


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