こいのぼり100匹そよぐ 和歌山、幸村ゆかりの地

 戦国武将真田幸村ゆかりの地として知られる和歌山県九度山町で11日、恒例の「こいのぼりの丹生川渡し」が始まった。色とりどりのこいのぼり約100匹が川面の上で春風を受け、そよいだ。5月5日まで。

 町商工会青年部のメンバーが町内の丹生川と紀の川が合流する河川敷で、こいのぼりをワイヤに取り付け、川幅約110メートルの両岸の支柱に固定。約1時間半かけて川の上に渡した。

 丹生川渡しは町おこしと子どもたちの健やかな成長を願い、1985年から行われている春の風物詩。こいのぼりの多くは近隣の人らから譲り受けたものを使う他、地元小学生の手作りもある。


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