2021年4月11日 00:40 | 無料公開
9日、ミャンマー・ヤンゴンで、デモを妨害するため道路に駐車したトラック(AP=共同)
【ヤンゴン共同】ミャンマーのメディアとロイター通信は10日、中部バゴー地域で8日から9日にかけて国軍がデモ参加者らを相次いで銃撃するなどし、80人以上が死亡したと報じた。3月下旬には全土で100人以上の市民が殺害されたが、単独の州・地域での1日の犠牲者としては最悪規模になる恐れがある。
人権団体「政治犯支援協会」(AAPP)によると、弾圧による死者は10日時点で計701人となった。
犠牲者数についてロイター通信はAAPPの集計などを基に報じ、オンラインメディアの「ミャンマー・ナウ」は市民ら82人が死亡したと伝えた。70人以上が死亡したとの別の報道もある。