殿下死去、コロナ下の追悼 ネットで記帳、各地で弔砲

10日、フィリップ殿下の死去を受け、ロンドンで弔砲を放つ英国軍(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】エリザベス英女王(94)の夫フィリップ殿下が9日に99歳で死去したのを受け、英国軍は10日、殿下に敬意を表して各地で弔砲を放った。国内は新型コロナウイルス対策の外出規制下にあり、王室は弔問の自粛を求め、公式サイトに追悼用の記帳欄を用意。市民らはテレビなどを通じて自宅などから哀悼した。

 10日付の英主要紙は「深い悲しみ」「いとしい人よ、さようなら」などと1面で死去を伝えた。

 王室は声明で、政府の指導に基づき宮殿などへの弔問を控え、献花の代わりに慈善事業に寄付するよう奨励した。


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