中国、ネット企業へ締め付け強化 当局「公平な競争」強調

アリババグループのロゴ(共同)

 【北京共同】中国の習近平指導部は10日、中国電子商取引(EC)最大手アリババグループに対する巨額の罰金を「公平な競争を促す当然の認定だ」と断じた。調査の目はアリババと並ぶITの巨頭、騰訊控股(テンセント)など他社にも向けられており、中国経済のけん引役ともてはやされてきた巨大インターネット企業への締め付けは厳しくなっている。

 アリババへの罰金182億元(約3千億円)は、中国の独禁法違反の罰金額としては2015年の米通信技術大手クアルコムの60億元を上回り、過去最大とみられる。


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