米予算、気候・医療に重点 22年度要求、非国防16%増

 【ワシントン共同】バイデン米政権は9日、2022会計年度(21年10月〜22年9月)予算で議会に対し、教育や医療などの「非国防費」を前年度比15・9%増となる7694億ドル(約84兆円)要求した。気候変動や新型コロナウイルス対策に重点を置き、国防費拡大を基本姿勢にしたトランプ前政権から修正する。

 米政権の予算に関する方針を示す予算教書のうち、政策的な判断で規模を決める「裁量的経費」を公表した。総額は1兆5千億ドルに上った。国防費は1・7%増の7530億ドルで、欧米メディアによるとインフレ調整後は前年度とほぼ同じ水準。


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