日航の客室乗務員がマナー伝授 企業向けに事業化

日本航空の客室乗務員による研修のイメージ(同社提供)

 日本航空は8日、現役客室乗務員を講師としたマナーや接客についての研修プログラムを企業向けに始めたと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が激減する中、社内の人材や蓄積してきたノウハウを活用する。航空以外の事業での収益強化を目指す。

 今年から客室乗務員による講習を試験的に始めており、ホテル業界などから接客レベル向上を目的に引き合いが強かった。サービス品質管理に関わる助言も含め、本格的なプログラムを作成し、事業化した。

 マナー講習では、正しい言葉遣いなど「相手に届く話し方」や「クレーム対応」といった項目を用意した。個人向けの講習も検討している。


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