JR西、移住者に特急定額 3市と連携し実験、通勤減で

 JR西日本は7日、都市部から離れた地域への移住者にお得に鉄道を使ってもらおうと、滋賀県や京都府、兵庫県の計3市と連携し、特急料金などを定額にする実証実験を始めると発表した。新型コロナウイルス流行で通勤回数が減り、郊外への移住に関心が高まっていることに対応する。地域の生活拠点と都市部への交通手段を支援し、地域活性化と鉄道利用の促進を目指す。

 滋賀県高島市と京都府南丹市、兵庫県丹波篠山市の3市と共同で6月〜来年3月に実施する。専用ホームページで市ごとに約5組の移住希望者を募集。賃貸住宅の提供や家賃補助、生活相談といった支援も行う。


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