核ごみ研究で500mまで掘削へ 北海道・幌延の坑道、原子力機構

 日本原子力研究開発機構は6日、高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を地下に埋める手法を調査する「幌延深地層研究センター」(北海道幌延町)の研究計画を道と幌延町に説明し、坑道を500mまで掘り進める方針を示した。

 機構はセンター建設当初から地下500mの坑道の掘削を計画していたが、現在の350m地点でさらなる研究の必要性を判断するとして、止まっていた。

 機構はオンラインで、準備も含めて25年末までに整備が終了すると説明。難易度が高い地質条件で研究することが必要だと判断したとした。幌延町の野々村仁町長は「必要があれば掘ると何度も説明されている」と理解を示した。


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