3府県、5日からまん延防止措置 6市の全飲食店、午後8時まで

新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の適用が始まる(上から)仙台市中心部の商店街、大阪・ミナミの繁華街、神戸市の三宮センター街=4日午後

 宮城、大阪、兵庫の3府県で5日、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」の適用が始まった。各府県は5月5日まで、感染が急拡大する仙台、大阪、神戸など6市の全飲食店に午後8時までの時短営業を要請、利用者にも「マスク会食」の徹底を求める。実施状況を確認するため、店舗の見回り調査も強化。地域や業種を絞った対策で感染の抑え込みを図る。

 兵庫県は尼崎、西宮、芦屋の3市も対象となる。重点措置は緊急事態宣言に至る前の対策で、全国的な移動制限などは掛けられない。専門家や自治体のコロナ対策担当者からは「効果は限定的」との声も上がる。


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