高2自殺でいじめ認定 青森県、私立校の結論覆す

青森県野辺地町の私立八戸学院野辺地西高2年だった男子生徒が自殺した問題を巡り、県庁で報告を受ける三村申吾知事=30日午前

 青森県の私立八戸学院野辺地西高2年の男子生徒=当時(17)=が19年に自宅で自殺した問題で、県の調査部会は30日、いじめが「自殺の一要因」と認定する報告書を三村申吾知事に提出した。いじめは確認できなかったとした学校側の結論を覆した。

 調査部会は、保護者や元同級生への聞き取りを実施。生徒の持ち物から「死ね」と書かれたメモが見つかったことや、他の生徒に買い物に行かされたことなど4項目をいじめと認定した。一方、自殺の原因はいじめだけではなく、友人や交際関係なども影響したとした。

 野辺地西高を運営する学校法人光星学院は、自殺の原因を交際関係の悩みなどとしていた。


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