海底に眠る戦争遺産、写真で紹介 4月3日から福岡で展示

パラオの海に眠る旧日本軍の零式三座水上偵察機(戸村裕行氏提供)

 太平洋戦争中に海底に沈み、朽ち果てた航空機や戦艦、輸送船などの姿を紹介する写真展「群青の追憶 海底に眠る戦争遺産を追う」が、4月3日から福岡県筑前町の大刀洗平和記念館で開かれる。7月25日まで。

 旧日本軍の零式三座水上偵察機(パラオ)や戦艦「長門」(マーシャル諸島・ビキニ環礁)、輸送船「富士川丸」(ミクロネシア連邦)など、水中写真家の戸村裕行さんが撮影した写真パネル約40点を紹介する。

 沖縄戦で旧日本軍の特攻を受け海底に沈んだ米軍艦「エモンズ」の3D画像化の取り組みや、同艦に特攻した大刀洗陸軍飛行学校の教官らで構成する「誠飛行隊」に関する展示も行う。


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