白鵬の「注意」継続 連続休場で横審、7月に最終判断

横綱審議委員会の会合後、記者会見する矢野弘典委員長(左)と日本相撲協会の芝田山広報部長=29日、東京都内(同協会提供)

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は29日、東京都内のホテルで定例会合を開き、右膝負傷のため大相撲春場所で5場所連続休場した横綱白鵬について「注意」の措置を継続し、7月の名古屋場所の結果を見て最終判断するとの意見でまとまった。

 昨年11月場所後の前回会合で、休場の多さを理由に、白鵬と春場所中に引退した鶴竜(現親方)に対し、引退勧告に次ぐ重さの注意を決議した。

 白鵬は1月の初場所を新型コロナウイルス感染で全休。28日終了の春場所で初日から2連勝したが、古傷の右膝の状態が思わしくなく3日目から休み、手術を受けた。


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