大相撲の元大関前の山が死去 先代高田川親方、61年初土俵

1969年9月、大相撲秋場所で大鵬を押し出しで破った前乃山(当時)=蔵前国技館

 大相撲の元大関前の山で先代高田川親方の清水和一(しみず・かずいち)さんが11日午後7時34分、多臓器不全のため自宅で死去した。76歳。大阪府出身。既に家族葬が執り行われた。日本相撲協会が29日に発表した。

 高砂部屋から1961年春場所で初土俵。張り手を交えた突っ張りなどを武器とし、70年名古屋場所後に大関昇進を果たした。その直後に右足首を負傷した影響もあり、大関在位は10場所にとどまった。殊勲賞3回。敢闘賞2回。74年春場所限りで引退した。

 同年4月に独立して高田川部屋を創設し、元小結剣晃(現役中に病死)らを育てた。


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