夜でも患者の顔色鮮明に、弘前大 看護用ライト開発

青森県庁で記者会見する弘前大大学院の冨沢登志子教授=29日午後

 弘前大(青森県弘前市)は29日、明かりのない夜の病室でも患者の顔色をはっきり確認できる看護用ライト「A.O.Light」を開発したと発表した。太陽光に近い発色で、日中と同じように様子を把握できるという。従来のライトは白っぽく、患者の異変に気付きにくかった。

 ライトは縦8・6センチ、重さ約30グラムと小型。衣服に留めるためのクリップ付き。弘前大医学部付属病院の看護師に使用感を確かめながら試作を重ね「皮膚の色が分かりやすい」「両手が使えて便利」との評価を得た。

 共同開発した地元企業光城精工のホームページなどで4月20日に発売する。3300円。


  • LINEで送る