中国船2隻が尖閣領海侵入 日本漁船2隻に接近

 29日午前4時5分ごろから、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の船2隻が侵入した。同20分ごろ、南小島の南約22キロの海上で、航行中の日本漁船2隻に接近しようとする動きを見せた。海上保安庁が漁船の周囲に巡視船を配備し、安全確保に当たった。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、日本漁船2隻は、7・9トンと5・6トンで、それぞれ3人が乗っている。領海侵入した海警局の船のうち1隻は機関砲のようなものを搭載している。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは、23日以来で今年11日目。

 領海外側の接続水域でも29日、海警局の別の1隻が航行するのを確認した。


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