空港検疫後、療養中に死亡 指定施設で初、感染女性

 厚生労働省は27日、エジプトに滞在歴があり、新型コロナウイルス感染が確認された広島県の50代女性が、成田空港の検疫所が指定する療養施設で死亡したと発表した。検疫所が指定する療養施設での死亡者は国内初。

 厚労省によると、女性は16日に成田空港に到着。入国時の検査で陽性が確認された。当初は無症状で17日に発熱の症状が出たが、20日に治まった。27日午前、健康状態を確認しようとした療養施設の看護師が、女性と連絡が付かないため不審に思って部屋を確認すると、ベッドの上で死亡していた。

 看護師が最後に連絡を取った26日夕時点では体調に問題はなかった。


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