2021年3月27日 09:14 | 無料公開
インド製の新型コロナウイルスワクチンを持つ医療従事者=2日、インド・ニューデリー(ゲッティ=共同)
【ニューデリー共同】新型コロナウイルスワクチンの供給国であるインドに感染拡大の第2波が到来し、政府は国内向けの確保を優先して他国への供給に影響が出ている。ワクチン普及を進める国際組織「Gaviワクチンアライアンス」は27日までに、インドの「国内需要増加」を理由に供給が遅れるとの見通しを発表した。
インド企業セラム・インスティテュート・オブ・インディアは、英アストラゼネカが開発したワクチンを製造。Gaviによると、発展途上国にワクチンを供給する国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて各国に渡っているが、4月までの供給に遅れが出そうだという。