関脇照ノ富士、大関復帰へ前進 9勝目で計33勝、目安に到達

玉鷲(左)を突き落としで下した照ノ富士=両国国技館

 大相撲の東関脇照ノ富士(29)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が春場所12日目の25日に9勝目を挙げ、大関復帰へ前進した。2場所前から三役で13、11勝と続け、昇進目安の直近3場所合計33勝に到達した。

 師匠であり、番付編成を担当する日本相撲協会審判部の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「ここまでは安定している」と内容を評価。ただ大関復帰については千秋楽終了後に判断する意向を示した。21場所ぶりに復帰すれば、現行のかど番制度となった1969年名古屋場所以降で、最長ブランクの魁傑の7場所を大きく上回る。


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