英社ワクチンの有効性「76%」 問題指摘受け再発表

英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大が共同開発した新型コロナワクチン(同社提供)

 【ワシントン共同】英製薬大手アストラゼネカは24日、米国で臨床試験(治験)データの問題点が指摘された新型コロナウイルスワクチンについて、発症率を抑える有効性は76%とする最新の分析結果を再度発表した。22日に暫定結果の「79%」を発表していた。

 治験データを監視、評価している外部委員会が「古いデータを使っていて不完全な恐れがある」と指摘し、米国立アレルギー感染症研究所が見直しを求めていた。

 アストラゼネカは数週間以内に、緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請するとしている。治験では米国とペルー、チリで約3万2千人を対象にワクチンや偽薬を接種した。


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