五輪の海外観客、熟慮を 世界陸連コー会長

世界陸連のセバスチャン・コー会長=2020年12月

 【ジュネーブ共同】世界陸連のコー会長は18日、記者会見し、東京五輪の海外からの観客受け入れ可否について「(新型コロナウイルスの)ワクチンが普及して世界が変化している中、無理に決定を下す必要はない。決断が速すぎないことを願う」と述べた。日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)などは20日にも5者協議を開き、受け入れ見送りを決める見通し。

 18日の世界陸連の理事会後に開いたオンライン会見で「最優先は選手が参加できることで、安全を確保するために何でもする」と指摘。「もちろんスタジアムには観客がいた方がいい。バランスの取れた判断になる必要がある」とした。


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