「警備員が社員に忖度」 新潟・柏崎刈羽原発ID不正

記者会見する東電新潟本社の橘田昌哉代表=10日午前、新潟市

 東京電力は10日、柏崎刈羽原発(新潟県)の所員が他人のIDカードで中央制御室に不正入室した問題で、警報が出たのに所員を通過させるなど、警備員の社員への忖度が原因の一つだったと原子力規制委員会に報告した。核物質防護の重要性への理解不足も挙げた。

 東電は当事者らへの聞き取りなどから、警備業務への尊重が不足しており、厳格な警備がしにくい風土があったと分析した。2月から現場に本人認証装置を追加し、朝礼や点呼の際にIDカードを相互にチェックするほか、警備業務の責任者を新たに置く。

 東電は小早川智明社長を厳重注意とするなど計13人を処分した。


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