メディア5社の免許剥奪 ミャンマー、情報統制強化

8日、ミャンマー第2の都市マンダレーの主要道路で抗議する人々(AP=共同)

 【ヤンゴン共同】クーデターで全権を掌握したミャンマー国軍は8日、国営テレビを通じ、放送局など国内五つの独立系メディアの免許を剥奪したと発表した。全土で連日抗議デモが続く中、メディア規制を強化して情報統制を図る狙い。5社は抗議デモを積極的に報道してきており、免許剥奪は民主派に打撃となりそうだ。

 ミャンマー全土では8日、国軍に抗議する一斉ストが実施され、労働者らは路上に出てデモ行進。北部カチン州などでデモ参加者計3人が治安当局の銃撃を受け死亡した。建設や製造、農業など幅広い分野の少なくとも九つの労働組合が呼び掛け、多くの商業施設や工場が休業した。


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