大栄翔、V争いへ意欲 突き、押し磨く大関候補

春場所に向け調整する大栄翔=埼玉県草加市の追手風部屋(日本相撲協会提供)

 1月の大相撲初場所で平幕優勝を果たした小結大栄翔は8日、春場所(14日初日)に向け、埼玉県草加市の追手風部屋で平幕遠藤らと約25番取って精力的に調整した。大関候補は再び賜杯争いに加わることを期待され「その気持ちでやろうと思う。自分の相撲を取り切る」と意気込んだ。

 全44部屋で最多となる5人の幕内力士がおり、好環境で得意の突き、押しを磨いている。「自分にプレッシャーをかけていきたい。いつまでもお祝いムードでは駄目」と自覚を口にした。

 東日本大震災の時は埼玉栄高に在籍し、当日は学校行事で米国に滞在。「どこの国かと思ったら日本だった」と衝撃の大きさを述懐した。


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