震災の記憶伝承へ決意 月内にも困窮者支援策決定 参院予算委、集中審議

集中審議が行われた参院予算委=8日午前

 菅義偉首相は8日の参院予算委員会で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生10年を前に、経験や教訓を後世に伝える取り組みへの決意を表明した。復興について「引き続き被災地に寄り添いながら、復興の総仕上げに向けて全力で取り組みたい」と述べた。新型コロナウイルス禍による女性の非正規労働者ら困窮者支援策を月内にもまとめる方針にも改めて言及した。

 震災の経験や教訓に関し「風化させずに語り継ぎ、次の防災、減災に活用することが極めて重要だ」と語り、国際社会への発信に努める姿勢も強調した。


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