新型コロナで「児童婚」増加も ユニセフが懸念

 【ニューヨーク共同】国連児童基金(ユニセフ)は7日、新型コロナウイルス流行の影響により、18歳未満で結婚する「児童婚」を強いられる少女が世界的に増加する恐れがあると発表した。これまでは2030年までの10年間に約1億人と推定していたが、新型コロナでさらに1千万人が児童婚のリスクに直面するとした。

 フォア事務局長は、学校閉鎖や貧困の増大により、少女が友人に相談したり支援サービスに頼ったりすることが難しくなっていると指摘。「何百万人もの少女たちが直面する困難な状況は、新型コロナでさらに悪化した」と懸念を示した。


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