高知で「ビキニデー」集会開催 核廃絶や被災者支援訴え

基調報告する「太平洋核被災支援センター」の山下正寿事務局長=7日午前、高知市

 高知市で7日、「ビキニデーin高知」集会が開かれた。1954年に太平洋ビキニ環礁で米国が実施した水爆実験で高知の多くのマグロ漁船が被ばくしたとされ、1月の核兵器禁止条約の発効を受けての開催。参加者らは核廃絶とビキニ被災者への支援を訴えた。

 高知県原水爆対策協議会などでつくる実行委員会の主催。市内の会場に約100人が集まったほか、約50人がオンラインで参加した。

 元船員らを支援する市民団体「太平洋核被災支援センター」の山下正寿事務局長が基調報告。条約の発効について「核と人類は共存できないことを体験した私たちにとって待ちに待った歴史的進展」と語った。


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