コロナ感染、18県で拡大傾向 緊急事態の首都圏と地方で

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 厚生労働省が6日までに発表した全国の新型コロナウイルス感染状況の指標によると、1週間の新規感染者数の前週比は18県で1以上となった。12県だった前週から拡大傾向にあり、注視する必要がありそうだ。

 厚労省が5日に指標を発表。緊急事態宣言が再延長された首都圏1都3県のうち、前週に1を下回った千葉が1・03、神奈川が1・08と増加に転じた。埼玉は0・97、東京は0・96で、1に近づいてきている。東北や中部、関西などの各地方でも増加が目立った。

 病床の逼迫度を示す確保想定病床の使用率は、千葉で50%以上のステージ4(爆発的感染拡大)相当だった。


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