インド洋重油流出、風化させない 若者らが現地と連携、世界へ発信

 インド洋の島国モーリシャス沖で昨年、日本の貨物船が座礁した重油流出事故をきっかけに、両国の若者らでつくる団体が、貴重な生態系への影響などを世界へ発信するプロジェクトを始めた。新型コロナウイルス禍でオンラインを活用して連携し、事故を風化させないことで、身近な自然保護につながることを期待する。

 両国の団体はモーリシャスの「ソラナチア」と、日本の「チェンジ・アワー・ネクスト・ディケイド(COND)」。2月にオンラインで対談イベントを開いた。ともに大学生らが中心となって生物多様性保全などの活動をしており、CONDが呼び掛けた。


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