米欧、航空機巡る関税停止 関係「修復」、対中で協調

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は5日、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長と電話会談し、航空機メーカーへの補助金を巡る16年余りの通商紛争で、双方が発動した報復関税を4カ月間停止することで合意した。米EU関係の「修復と再活性化」を進める考えを表明。中国やロシアへの対応など共通の利益を有する問題でも協調する。ホワイトハウスが発表した。

 米国は4日に報復関税停止で合意した英国に続き、EUとも解決策を模索する。「米国第一」を掲げ友好国との関係も悪化させたトランプ前政権からの姿勢を転換し、連携強化を進める。


  • LINEで送る