市原市、乳児衰弱死で報告書 対応「十分でなかった」

 千葉県市原市で昨年1月、生後10カ月の小西紗花ちゃんが衰弱死し、母親(24)が保護責任者遺棄致死罪で逮捕、起訴された事件で、市の第三者委員会は5日、「(市の対応は)決して十分なものではなかったと言わざるを得ない」とする検証報告書を市に提出した。

 事件では、市の担当者が自宅を複数回訪問しながらも、紗花ちゃんの新生児訪問を最後に会えていなかったことなどが問題となっていた。

 報告書によると、紗花ちゃんの姉が通う幼稚園から「姉が欠席がちになったころから第3子(紗花ちゃん)を見たことがない」などと相談を受けたが、市は虐待リスクを十分に評価していなかったと指摘した。


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