佐川、コロナワクチン配送を受注 15自治体、関連業務も

 佐川急便が全国の自治体向けに、新型コロナウイルスワクチンの接種会場への配送サービスを始めることが5日、分かった。第1弾として大阪府など全国の15自治体から受注した。荷物の追跡・管理や保冷容器の確保、人材派遣といった関連業務も一手に引き受ける。

 米製薬大手ファイザー製ワクチンは空港近くの冷凍倉庫から超低温冷凍庫を備えた全国の「基本型接種施設」に届く。佐川は接種施設から病院や診療所など各自治体が用意した接種会場までの配送に携わる。接種施設からの冷蔵配送は3時間以内に行う必要がある。

 佐川には、47都道府県800以上の市町村から問い合わせが来ているという。


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