2021年3月5日 18:57 | 無料公開
囲碁の第45期棋聖戦7番勝負の第5局で9連覇を達成し、感想戦で対局を振り返る井山裕太棋聖=5日午後、新潟県南魚沼市(代表撮影)
囲碁の第45期棋聖戦7番勝負の第5局は4、5の両日、新潟県南魚沼市で打たれ、井山裕太棋聖(31)が152手で挑戦者の河野臨九段(40)に白番中押し勝ちし、4勝1敗で防衛、棋聖9連覇を達成した。井山棋聖は名人、本因坊と合わせ三冠を堅持し、自身の持つ七大タイトル最多獲得記録を50期に伸ばした。
井山棋聖は2002年にプロ入りし、09年10月、20歳で初の七大タイトルとなる名人を獲得。それから11年4カ月で区切りの50期に到達した。2位は趙治勲名誉名人(64)の通算42期。
棋聖9連覇は小林光一名誉棋聖(68)の8連覇を抜き、同棋戦で単独最多の連覇記録となる。