モデルナワクチンを承認申請 モデルナワクチン

米モデルナの新型コロナウイルスワクチン

 武田薬品工業は5日、米モデルナが開発した新型コロナワクチンの承認を厚労省に申請したと発表した。国内での承認申請は3例目。既に承認された米ファイザー製より、保管や輸送が容易とされる。ワクチンは海外の工場で製造し、武田薬品が輸入や供給、治験を担う。

 同社は国内治験結果を5月に提出したいとしており、厚労省による承認可否判断はそれ以降になる見通し。2月に申請した英アストラゼネカのワクチンの審査も長引いており、当面、国内の供給はファイザー頼みとなりそうだ。

 日本政府はモデルナ側と5千万回分の供給を受けることで契約している。2回接種が必要で2500万人分に相当する。


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