「黄色」のピーチ機運航 改修遅れ、旧バニラ仕様に

ピーチ・アビエーションが運航する、経営統合したバニラ・エアの黄色い塗装を残した特別機(手前)。左奥は通常の桃色の機体=5日午前、関西空港

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)は5日、経営統合したLCCのバニラ・エアの黄色い塗装を残した特別機の運航を関西―奄美(鹿児島県)路線で始めた。新型コロナウイルスの影響で衣替えが遅れているのを見た航空ファンの「デザインを残してほしい」との声で実現した。

 両社は2019年に統合。バニラは同10月に運航を終え、ブランドはピーチに一本化した。今回の特別機は海外で内装などを改修し、昨年末に関西空港に到着した。

 ピーチ関係者によると、ピーチ仕様の桃色への塗装変更は1機約1千万円かかるといい、経費削減にもなる。


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