中国が5軍統合の上陸演習 南シナ海で、台湾も視野

 【北京共同】中国人民解放軍はこのほど南シナ海西沙(英語名パラセル)諸島で、陸海空など五つの軍が参加する島しょ部上陸演習を実施した。中国メディアが4日までに報じた。南シナ海を担当する南部戦区が中心だが、対台湾を担当する東部戦区も参加しており、台湾が実効支配する東沙諸島を念頭に置いている可能性もある。

 戦区や軍をまたいだ5軍による本格的な統合演習は珍しい。

 中国軍は昨年末、ロケット軍と、サイバー攻撃などを担当する戦略支援部隊を独立の軍にした上で、指揮系統を統合する6年越しの組織改革を完了。今年はこうした統合演習が増えそうだ。


  • LINEで送る